渡辺隆之

Earth collection 2022 ;
たとえその形が失われても、そこに絶えず存在するものはなんだろう。

2022年04月16日(土) − 05月01日(日)

渡辺隆之 Earth collection 2022

静岡県伊豆の国市の山中で作陶するアーティスト、渡辺隆之。自ら土を掘り、集めた薪で窯を炊き、生きることの循環の中で「やきもの」を制作しながら国内外のギャラリーで作品を発表している。2020GALLERY crossingでも発表した植物を素材にした作品群「のはら」や、拾い集めた土塊を焼成した「かけら」、大地の窪みの形をコピーした「くぼみ」など、一般的な陶芸家の枠にとらわれない表現は彼の考える「やきもの=生きること」への問いかけであり、生涯をかけた実験のような行為でもある。

今回は、Earth collection 2022と題し、渡辺隆之の今これからの視座を共有する場として、展覧会を開催します。自身の作品について『木陰の昼寝の木漏れ日や、微風みたいにさやさやと、じわじわ伝わったら嬉しい』という渡辺隆之の今への問いかけ。それは決して正解を求めるものではないが、身辺に置き、あるがままを自然に見ることで、少しづつ理解する楽しさを与えてくれる造形物である。

黒元実紗 GALLERY crossing

渡辺隆之 Earth collection 2022
渡辺隆之 Earth collection 2022
渡辺隆之 Earth collection 2022
渡辺隆之 Earth collection 2022

PROFILE

渡辺隆之
1981年静岡県生まれ。2000年やきものをはじめる。陶芸研究者の芳村俊一に出会い土への関心を深め、アジア各国で土器での生活や量産陶器を学ぶ。2005年より陶芸家・黒田泰蔵のもとで働いた後、アジア7カ国の土器文化を巡り南伊豆に移住。自ら土を掘り、薪窯をつくり、本格的制作を始める。2018年同県伊豆の国市に暮らしと制作の場ををうつす。

INFORMATION

渡辺隆之
Earth collection 2022 ;
たとえその形が失われても、
そこに絶えず存在するものはなんだろう。

2022年4月16日(土)- 5月1日(日)
13:00 - 18:00
休廊日:火曜定休
作家在廊日:4月16日(土)、17日(日)

今後の展覧会スケジュール

2022年 5月28日(土) 〜6月12日(日) 吉田紳平