林志保

Biomorphic

2022年07月16日(土) − 08月05日(金)

林志保 2022, Biomorphic

GALLERY crossing7月より新たな場所に移転し、オープニングエキシビジョンとして林志保の個展「Biomorphic(バイオモーフィック)」を開催いたします。本展は、昨年開催した同タイトルの個展の続編として、作家が新たに取り組む「壺」を主題とした最新作と、近年制作する立体作品の新・近作を交えた構成で展示いたします。

林志保は、自然物の造形をインスピレーションに、 曲面の揺らぎとそれらの増幅をモチーフとした立体を制作しています。釉薬を使わずに炭化焼成によって表現される深い黒の表情や、独特の質感を持つ美しい白の釉薬、これらが生み出すモノトーンの視覚的効果は作家が取組むテーマに奥行きを与え、作品の有機的なフォルムと質感は見る人にある種の身体的親近感を呼び起こします。近年、実用器から距離をとるように制作を続けてきた彼女が新たに取り組む「壺」という主題では、内側に何かをはらむようにムーブメントを与えられた壺が不思議な生命力を宿し、「壺」というプリミティブで普遍的な存在の持つ抗えない魅力と相まって鑑賞者を誘うでしょう。林志保が作る世界観の新たな展開をご高覧ください。

GALLERY crossing 黒元 実紗

林志保 2022, Biomorphic
林志保 2022, Biomorphic
林志保 2022, Biomorphic
林志保 2022, Biomorphic
林志保 2022, Biomorphic
林志保 2022, Biomorphic

PROFILE

林 志保
1984年 兵庫県神戸市生まれ。2008年 京都市立芸術大学 工芸科漆工専攻 卒業。2014年 多治見市陶磁器意匠研究所修了。現在、岐阜県多治見市にて製作を行う。GALLERY crossingでの過去の展覧会:2021年「Biomorphic」、2019年「Curiosity」、2018年「いれもの」(二人展)、2017年「Soil」

INFORMATION

林志保
Biomorphic

2022年7月16日(土)- 8月5日(金)
11:30 - 18:00
休廊日:7/21(木)27(水)28(木)8/2(火)

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ギャラリー移転のご案内

GALLERY crossingは7月16日より新たな場所に移転いたします。新空間は、旧建物より西へ徒歩1分。江戸に栄えた中山道の交差点に位置する木造二階建をリノベーションしたホワイトキューブです。今回の改装に際して、加藤駿介氏(Nota&design)、横山将基氏(TAB)のデザイン・設計により、今改めてこの場所にギャラリーを開くことへの同時代的な価値観を形にすることを試みました。どうぞこの機会に足をお運びください。

今後の展覧会スケジュール

8月27日(土)~ 9月14日(水) 熊谷 峻(ガラス)
10月1日(土)~ 10月16日(日) アラーナ・ウィルソン(陶)
11月5日(土)〜11月29日(日) 山西 杏奈(木彫)
12月10日(土)〜12月25日(日) 光井 威善(ガラス)