打田翠

Landscape

2021年12月11日(土) − 12月26日(日)

打田翠 "Landscape" 2021

陶芸家・打田翠は岐阜県を拠点として、これまで10年ほど制作を続けている。そのキャリアの中で、一貫して求めてきた「景色」の美。GALLERY crossingでの初個展となる本展において「 Landscape 」と題し、近年彼女が注力しているブルーの作品を中心に、オブジェや花器に焦点を当てた新作を発表いたします。

打田の「 Landscape 」シリーズは、炭化焼成という陶芸技術を用いることで、釉薬や化粧土を用いる事なく、土の表面に美しい色彩を表している。美しく揺らぐかたちと、炭化焼成によるアンコントローラブルな景色の重なりから生まれる作品には、彼女自身の憧憬に根ざした、心地よい緊張感と、豊かな色彩の重なりがある。窯の中で、ある意味奇跡のように生まれくる、その美しいグラデーションは、空や海、風などの自然風景を想起させるが、彼女自身はそれらを模して制作しているのではなく「美しい風景に出会い、ハッと息を呑む、その湧き上がるような高鳴り、その心の震えそのものを作りたい(意訳)」と言う。

太古の昔から人は自然の作り出す美しさに心掴まれ、インスパイアーされてものづくりをしてきたと同時に、まだ見た事のない景色に憧れ続けることで、自然だけでは作り出す事のできない美を生み出してきた。打田翠のつくる、新たな景色。深まる青い憧憬はギャラリーにどのような「 Landscape 」をつくるだろうか。

GALLERY crossing 黒元 実紗

打田翠 "Landscape" 2021
打田翠 "Landscape" 2021
打田翠 "Landscape" 2021
打田翠 "Landscape" 2021
打田翠 "Landscape" 2021
打田翠 "Landscape" 2021

PROFILE

打田翠
1983年 神戸生まれ。
2005年 大阪芸術大学工芸学科陶芸コース卒業。
2007年 多治見市陶磁器意匠研究所修了。
現在岐阜県にて制作。

窯の炎による偶然的な色彩・炭化焼成で生まれるグラデーションが、手捻りでつくられる造形と重なり、美しく、品のある佇まいを生み出す。 釉薬をかけない焼締は、手に取ったときに感じるきめ細やかな土肌の繊細な触感にも魅力がある。

INFORMATION

打田翠
Landscape

2021年12月11日(土)- 12月26日(日)
13:00 - 18:00
休廊日:火曜定休
作家在廊日:12月11日(土)

今後の展覧会スケジュール

2022年 1月15日(土)〜1月30日(日) 林 亜希子

稲富淳輔

光と灰 Ray of hope, and Ash

2021年10月30日(土) − 11月14日(日)

稲富淳輔 2021

「美しい」に向かう道すがらにあるもの。稲富淳輔の精神世界の中で、生まれては消える「光と灰」のかたち。積み上げては壊し、また組み立てられるコンポジション。無垢なもの、純粋、光の中にあるもの、そういうものの結晶のような存在として評されてきた彼の作品は、混沌や緊張、夜の帳の気配を纏うことで、より一層深まった白の表現となった。地に這いながら、天に昇りゆくような、力強い作品群に対峙し、いま、稲富淳輔の視線の先にある、美しさの深淵を覗く。

GALLERY crossing 黒元 実紗

 

そこには
ハラハラハラと灰が落ちてくる
柔く、光も射している

そこでは
灰と光が融け合って
美しい何かになってくれる
束の間、それは留まり
またハラハラと柔く消えゆく

灰は止めどなく落ち
光はいつでもそこにある
美しいものが次々と現れ、消えてゆく

ぼくは、口惜しいような
誇らしいような気持ちで
それを見ている

大切なものを大切にするための世界が
ぼくの中にそうやって在る

稲富淳輔

稲富淳輔 2021
稲富淳輔 2021
稲富淳輔 2021
稲富淳輔 2021
稲富淳輔 2021

PROFILE

稲富淳輔
1981年 大阪生まれ
2007年 京都造形芸術大学大学院修士課程修了
現在 大阪府にて製作

INFORMATION

稲富淳輔
光と灰 Ray of hope, and Ash

2021年10月30日(土)- 11月14日(日)
13:00 - 18:00
休廊日:火曜定休
作家在廊日:10月30日(土)

今後の展覧会スケジュール

12月11日(土)〜12月26日(日) 打田 翠

木下令子

潜像

2021年10月02日(土) − 10月17日(日)

木下令子「veil」 D45.0cm アクリル、サテン、パネル 2021

木下令子の個展「潜像」を開催いたします。本展は、木下が昨年春から新たに制作をはじめた布を支持体とした作品「Veil」シリーズを中心とした新作で構成されています。その制作活動の中で、一貫して「時間」を題材にし『うつろう時間の経過そのものを絵にすることはできるだろうか』という問いかけを続ける木下の作品には、慌ただしい日々の中で見過ごしてしまう些末な出来事の痕跡、記憶にも残らないようなあたりまえの一瞬を丁寧に掬い上げ、美しさへと昇華させる尊い眼差しを感じます。

いつか見た景色のようにも、何かの残像のようにも見えるこれらの作品は、一見「描かれていない」ようにも見えるが、確かに強い意志を持って「描かれている」。霧状の絵の具の数万、数億の粒子によって生み出される複雑なレイヤーは、木下が不可逆的なものと捉える刹那の重なりそのものである。その作品に対峙する私たちは、今目の前に「在る」ものは、かつてそこに「在った」ものへと続いているという、ごくあたりまえの真実に触れることで、自らが今ここに立っている事実を確認し、そしてかぎりなく続く時そのものに触れることができるような気がする。

GALLERY crossing 黒元 実紗

 

「 潜像 」

確かにそこにあったであろう真実。
確かに在ったと、まず私が最初に言おう。

潜像を見つめよう。
耳の奥で、時を数え、目を開こう。

木下令子

木下令子「日照時間-turn red -」 27.8×19.8 cm アクリル、印画紙 2021
木下令子「日照時間」 27.2×45.5×cm アクリル、印画紙 2021
木下令子「veil -edge-」 15.8×22.7cm アクリル、接着芯、綿布、パネル 2021
木下令子「juxaposition -日照時間-」 20.5×20.0cm アクリル、印画紙 2021

PROFILE

木下令子

1982 年熊本県生まれ。

2009年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。



皺、ひだ、折り目、感光、日焼けといった不可逆的な状態を纏った支持体に対し、描画用の筆ではなく塗装用のスプレーガンで絵具を霧状に吹きつける手法をかけ合わせ「うつろう時間の経過そのものを絵にすることはできるだろうか」という問いから制作後も変化を伴う作品や、支持体そのものの形状記憶を用いた作品を制作、発表している。

INFORMATION

木下令子
潜像

2021年10月2日(土)- 10月17日(日)
13:00 - 18:00
休廊日:火曜定休
作家在廊日:10月17日(日)

今後の展覧会スケジュール

10月30日(土)~ 11月14日(日) 稲富 淳輔
12月11日(土)〜12月26日(日) 打田 翠

笹川健一

視点と印象

2021年08月28日(土) − 09月12日(日)

笹川健一 破れ壺

ひとつのグラスから、ひび割れて穴の空いたガラスの壺から、アーティストの眼差しを感じとる。ひとつのものへの、複数の眼差しが交差するギャラリーという場所で、自分自身の中にある美意識や、価値観と対話しながら、ひとつのものを選びとる、その視点。

笹川健一は学生時代から数年前までの間、ライフワークとして「うつわ」に向き合い、現代アートのフィールドに立ちながら、うつわを通して日本文化特有の美意識を表現してきた。近年では工芸作家としての側面に脚光があたり、彼の作り出すブルーグレーのグラスウェアは人気が高まっているが、うつわというものの形の向こうに滲む、笹川健一というアーティストの視点は変わらず、同じものを見つめているように思う。「美しいとは」について思考しながら、目の前に現れる印象を手繰り寄せ、手を動かしながらピントを合わせていくという制作の中から生まれるもの。フォルム、空間のバランス、実用性、細部まで意識されたうつわから、アーティストの美に寄せる視点と、手跡に残る印象の気配を感じていただけたら幸いです。

GALLERY crossing 黒元 実紗

笹川健一
笹川健一
笹川健一
笹川健一 破れ壺
笹川健一 破れ壺

PROFILE

笹川健一
1981 神奈川県生まれ
2004 多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスプログラム 卒業
2006 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程工芸専攻 修了
2006-08 財団法人金沢卯辰山工芸工房 研修生
2010-14 多摩美術大学工芸学科ガラスプログラム 助手
現在 京都府にて制作

INFORMATION

笹川健一
視点と印象

2021年8月28日(土)- 9月12日(日)
13:00 - 18:00
休廊日:火曜定休
作家在廊日:8月28日(土)

今後の展覧会スケジュール

10月2日(土)~ 10月17日(日) 木下 令子
10月30日(土)~ 11月14日(日) 稲富 淳輔
12月11日(土)〜12月26日(日) 打田 翠

林志保

Biomorphic

2021年07月24日(土) − 08月08日(日)

林志保 2021

「揺らぐ水面や丘陵、ボディラインのような有機的な曲面、動きのある膨らみ、孕み、なにかを内包したかたち」

林志保のつくる造形物は、複数の異なる形を組み合わせて出来上がる抽象的なフォルムによって、空間にリズムや遊びをもたらす。モノトーンの色彩と、曲面のある造形は、これまでも彼女が追い求めてきたものだが、近年の作品は、器という用途から離れることで造形物としての純粋性を増し、彼女の記憶の中の風景と、可塑性のある土という素材が溶け合うように、より抽象的で豊かな有機曲線へと変化している。深く黒い土の陰影が美しいそれらの立体は、抽象化されたランドスケープにも、擬人的表現のようにも感じられ、私たちの想像力を自由にする。本展では、林志保がこれまでに制作してきた、シンボリックに主張する立体から、空間と溶け合うような柔らかな中空の曲線への変容をご覧いただける機会となるでしょう。どうぞ、アーティストの今を感じていただけましたら幸いです。

GALLERY crossing 黒元 実紗

林志保 2021
林志保 2021
林志保 2021
林志保 2021
林志保 2021

PROFILE

林 志保
1984年 兵庫県神戸市生まれ。2008年 京都市立芸術大学 工芸科漆工専攻 卒業。2014年 多治見市陶磁器意匠研究所修了。現在、岐阜県多治見市にて製作を行う。GALLERY crossingでの過去の展覧会:2019年、2017年 個展

INFORMATION

林志保
Biomorphic

2021年7月24日(土)- 8月8日(日)
13:00 - 18:00
休廊日:火曜定休
作家在廊日:7月24日(土)

今後の展覧会スケジュール

8月28日(土)~ 9月12日(日) 笹川 健一
10月2日(土)~ 10月17日(日) 木下 令子
10月30日(土)〜11月14日(日) 稲富 淳輔

市川陽子

繕い

2021年06月19日(土) − 07月04日(日)

市川陽子 2021 "漆皮箱"

市川陽子は、革に漆を塗って硬化させる「漆皮(しっぴ)」と呼ばれる古来からの工芸技法を読み解き、新たに独自の手法を重ねることで、独特の存在感ある作品を生み出している。 かつて命の容れ物であった立体物としての皮は、鞣され、平面の革となる。彼女はそれを切り取り、糸を使って縫い合わせ、漆を含ませることで再び何かの「容れ物」として蘇らせる。革の穴や傷跡など、それがまだ生き物であった時の痕跡を愛おしく活かす視点も、作品に独特の気配を与えている。「繕(つくろ)い」とは、何かを修復し、再び使える状態にするという意味の言葉だが、漆工芸の過去と現在を縫い繕い、新たな景色を生み出す彼女の行為は、漆という不思議な液体を媒体に、その存在をメタモルフォーゼさせている。単に欠損を埋めたり表面を飾るにとどまらない、本質的な繕いの行為と言えるだろう。 本展では市川の作品の中でもマスターピースといえる「箱」を中心に、彼女がこれまでのキャリアの中で重ねてきた試行錯誤を昇華した、力を帯びた作品をご覧いただける機会となるでしょう。ぜひ手にふれてご高覧ください。

GALLERY crossing 黒元 実紗

市川陽子 2021 "漆皮箱"
市川陽子 2021 "漆皮箱"
市川陽子 2021 "漆皮箱"
市川陽子 2021 "漆皮箱"
市川陽子 2021
市川陽子 2021

PROFILE

市川陽子
1985年 大阪生まれ。2011年 京都市立芸術大学大学院修士課程 漆工 修了。現在、京都を拠点に制作。GALLERY crossingでの過去の個展:2019年「TRANSFORM」

INFORMATION

市川陽子
繕い

2021年6月19日(土)- 7月4日(日)
13:00 - 18:00
休廊日:火曜定休
作家在廊日:6月19日(土)

今後の展覧会スケジュール

7月24日(土)~ 8月8日(日) 林 志保
8月28日(土)~ 9月12日(日) 笹川 健一
10月2日(土)~ 10月17日(日) 木下 令子

The VIEWING ROOM

GALLERY crossing selection

2021年04月24日(土) − 04月26日(月)

The VIEWING ROOM 2021

GALLERY crossingでは、2021424日(土)から26日(月)までの3日間、8名のアーティストによるグループ展「The VIEWING ROOM」を開催いたします。異なるメディア、異なる視座を持つそれぞれの表現を並列することで、境界を越えて見える景色。これまでギャラリーにて作品をご紹介してきた作家の中から、大小、新旧さまざまな各作家の作品を一堂にご覧いただける賑やかな空間となりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

出展アーティスト:
林志保
木下令子
アラーナ・ウィルソン
渡辺隆之
熊谷峻
打田翠
市川陽子
光井威善

GALLERY crossing 黒元 実紗

INFORMATION

GALLERY crossing selection
The VIEWING ROOM

2021年4月24日(土)- 4月26日(月)
11:00 - 17:00
*展示作品は3日間の会期終了後オンラインでの販売も予定しています
*通常と営業時間が異なります

今後の展覧会スケジュール

5月15日(土)~ 5月30日(日) 福井 守
6月19日(土)〜7月4日(日)市川 陽子

光井威善

Solo

2021年03月20日(土) − 04月04日(日)

光井威善 2021 "Bottle People"

1987年広島県生まれ、富山県在住のガラス作家・光井威善のつくる、瑞々しい印象。ボトルピープルと名付けられた作品シリーズは、独り佇むような静けさと、柔らかな優しさを持ち空間にたたずむ透明な存在。光を透し、周囲の景色をその身に映しながら、鑑賞者との間にだけ聴こえるような、囁きの世界をつくり出します。それぞれに人格があるようなユーモラスな姿はガラスという素材による自由な表現、アーティストと素材との対話によって生まれた独自の世界観を感じるのびやかな作品です。光井の作品制作に対する考え方は、もうひとつの仕事であり、彼の代表作 “SILENCE”シリーズのグラスからも感じることができます。独自の色彩感覚と小さな彫刻作品のような姿が魅力のグラスシリーズは、型を用いず、マウスブローの技術によって作られ、端正な造形と色彩のグラデーションに重なる繊細な削り模様にガラス工芸的な美しさを持ちながら、色やサイズは厳密には同じではなく、量産品にはない個性のある手仕事として制作されてきた作品です。実用・非実用の境界をゆるやかに溶かす、美しいガラスの造形。ガラスという素材を異なる扱いで表現した二つのシリーズに、今的な工芸作家の視点を感じます。軽やかな春風の旋律と共に、囁くような独唱を聴きにいらしてください。

GALLERY crossing 黒元 実紗

光井威善 "SILENCE"
光井威善 2021 "Bottle People"
光井威善 2021 "Bottle People"
光井威善 2021 "Bottle People"

PROFILE

光井威善
1987年 広島県生まれ
2012年 倉敷芸術科学大学 大学院 芸術研究科工芸専攻修了
2012〜2016年 富山ガラス工房勤務
2016年 キャンベラグラスワークス滞在制作(オーストラリア)

第56回 日本クラフト展 U35賞(2017年)
第4回 現代ガラス展in山陽小野田 市長賞受賞(2009年)

INFORMATION

光井威善
Solo

2021年3月20日(土)- 4月4日(日)
13:00 - 18:00
休廊日:火曜定休
作家在廊日:3月20日(土)

今後の展覧会スケジュール

4月24日(土)~ 4月26日(月) crossing selection
5月15日(土)~ 5月30日(日) 福井 守
6月19日(土)〜7月4日(日)市川 陽子

白石陽一

The Beautiful Errors

2021年02月20日(土) − 03月07日(日)

白石 陽一 “The Beautiful Errors” , 陶, 2021

白石 陽一の作品は、原土と呼ばれる未精製の土塊を一度パウダー状に砕き、その後、人工的な土粒の造形として再構築したものだ。細かな工程の説明は割愛するが、ほとんど土に触れることなく行われるその制作風景は、作陶というよりも、彼が「事象」と呼ぶ“The Beautiful Errors:美しい誤作動”を視覚化するための、実験行為のようである。土粒を積み上げ、カロリーをかけて焼成することで生まれる自壊。不純物を含む原土の窯変により現れる色彩。液体の磁土のシワやヒビ割れ。これらは陶芸においては周知の出来事だが、白石は、微視的でマニアックともいえる美意識でそれらを見つめ、球形、円柱、立方体などの幾何形体にトリミングする。 偶発的な美しさを求めて制作された作品は、一見して自然現象のトリミングのように語られることも多いが、風化・崩壊する建造物の一部のようなテクスチャーはむしろ非常に人工的で、無機質な印象こそが本質である。微視的な美しさを求めて、石膏型に抑制された土粒のふるまいをプログラミングする行為。作品は、作為と無作為の間を行き来し、最終的には作為の塊のような造形物となる矛盾をはらんでいる。近く寄り、目で砂粒に触れる感触。砂つぶの一つづつは豊かな表情を帯びているが、遠くから眺めるその集合体は無機質でクール。“The Beautiful Errors” – アーティストの微視的な眼差しを共有する楽しみ。どうぞご高覧ください。

GALLERY crossing 黒元 実紗

白石 陽一 “The Beautiful Errors” , 陶, 2021
白石 陽一 “The Beautiful Errors” , 陶, 2021
白石 陽一 “The Beautiful Errors” , 陶, 2021
白石 陽一 “The Beautiful Errors” , 陶, 2021
白石 陽一 “The Beautiful Errors” , 陶, 2021

PROFILE

白石 陽一
1981年福岡県生まれ。
2010年多治見市陶磁器意匠研究所修了。
現在は岐阜県瑞浪市にて制作。

INFORMATION

白石 陽一
The Beautiful Errors

2021年2月20日(土)- 3月7日(日)
13:00 - 18:00
休廊日:火曜定休
作家在廊日:2月20日(土)

今後の展覧会スケジュール

3月20日(土)~ 4月4日(日) 光井 威善
4月24日(土)~ 4月26日(月) crossing selection
5月15日(土)~ 5月30日(日) 福井 守

林亜希子

Garden

2021年01月09日(土) − 01月24日(日)

林 亜希子 "Garden" Vases 2021

透明なガラスに水を満たした瞬間の、美しい存在感。水を注ぎ、植物を生けることで「ちょうど良い感じ」になるようにデザインされたフラワーベースは、異なる形を並べることで空間に瑞々しく美しい、心の庭を現します。ガラス作家・林亜希子によるマウスブローの美しいガラスは、岐阜県美濃加茂市の工房 qualia-glassworks で、一点づつ手作業で作られています。スタジオの名前でもある”クオリア”は、心の中で感じる”質”を表す脳科学用語ですが、彼女の目指す「ちょうどいい感じ」という感覚質は、作品を手に取り、日々の暮らしの中で使ってこそ実感できる魅力です。「Garden」と題した今展では、大小様々なサイズで制作された新作のフラワーベースを中心に、定番のペンダントライト、スタンドライトなど照明のオーダー会とグラスやプレートなどのうつわもご覧いただくことができます。どうぞご高覧ください。

GALLERY crossing 黒元 実紗

林 亜希子 "Vases" 2021
林 亜希子 "Vases" 2021
林 亜希子 "Lens"
林 亜希子 "Pendant light Circle"
林 亜希子 "Pendant light Triangle"

PROFILE

林 亜希子
1997年〜2002年 大阪府大阪市 旭硝子製作所勤務。 2002年〜2008年 大阪府和泉市 fresco勤務。2010年より岐阜県美濃加茂市にガラス工房qualia-glassworks(クオリアグラスワークス)を構え、吹きガラスによるうつわなどの制作を行う。シンプルな透明の作品は、吹きガラスならではの柔らかな質感があり、控えめでありながら美しい存在感が魅力。

INFORMATION

林 亜希子
Garden

2021年1月9日(土)- 1月24日(日)
13:00 - 18:00
休廊日:火曜定休
作家在廊日:1月9日(土)

今後の展覧会スケジュール

2月20日(土)~ 3月7日(日) 白石 陽一
3月20日(土)~ 4月4日(日) 光井 威善
4月24(土)〜26(月) crossing selection
5月15日(土)~ 5月30日(日) 福井 守